マンボウの住む家
「まじで!? じゃあ対戦しおうぜ!」
言うが早いか、海斗は二つ目のコントローラーを本体に接続するとマンボウに手渡した。
マンボウは「しょうがないわね~」とか言いながら、上下のヒレをビタビタ動かしている。やる気マンマンじゃねえか。
とはいえ、マンボウがどのようなコントローラー捌きをするのか気になったので、黙って経緯を見守ることにした。
所謂傍観を決め込んだのである。
マンボウはコントローラーを床に置くと、クルリと90度回転。
仰向け(うつ伏せ?)の状態になると、上下のヒレを垂れ下げてコントローラーに添えた。
なるほど、これでスティックとボタンの操作を同時にできる。
絵図らは大変気色悪いが。
背後からこっそり写メると、早速対戦が始まった。
ステージは五輪。
海斗はジャンプ&ステップ系エレメンツが強いパワータイプのDAISUKEを選択。