マンボウの住む家
露わになる私の艶やかなボディ。
それはそうと『露わ』って単語、なんか卑猥に聞こえない?
きっと男子中学生なら、この単語だけでご飯三杯はイケると思う。性的な意味で。
「おお! マンボウが……マンボウが……!」
変人が興奮しきった表情で私を舐めまわすように見つめてくる。
うぇ気持ち悪。なにあれ人間? キモ過ぎて人間に見えないんですけど。
……私が言うなってね。うん、宙なら今頃ツッコミ入れてる所ね。
「マンちゃん……」
芽衣ちゃんが不安な視線を私にぶつける。
大丈夫よと呟いて、芽衣ちゃんと変人の間に立ち塞がった。
「空飛ぶマンボウ……ハァハァ。解剖したい……ハァハァ。マンボウ可愛いよマンボウ……ハァハァ」
めっちゃ息遣い荒いんだけど本当に大丈夫なのこの人?