危険な賭け…… しませんか?




約三時間半かかって引っ越しの準備が済んだ。




「じゃ、先にもってくよー♪」

「よろしくな」



先輩のお父さんが軽トラを運転して先輩ん家に荷物を運ぶ。



私と先輩は歩いて帰る事になった。



ちなみに今日は日曜日、学校は休み。



だからのほほんと2人でまったり帰っていた。



ー♪~♪♪



携帯の着メロ。



私のだ。



メールを開くと…



「るいだ♪」



「萱島?」

「はい。“引っ越し終わった?”だそうです。」

「ふーん」



そういえば先輩とるいは知り合いだったけ……



なんの?



「ぁの~、先輩に質問……」

「何」



相変わらずそっけねぇな……
(;`皿´)



「先輩とるいはなんの知り合いなんですか?」

「あぁ…別になんも…中学の時に一緒だっただけで……」



それだけ?



「あと、中学の時、俺の部活のマネージャーだったからな……萱島は俺の顔にキャーキャー言わないから話しやすかった。」



ほー…



確かにるいは、
人より美的感覚ないしな‥



「先輩、なんの部活だったんですか?」



「えー…バスケ。」



なるほど。
納得ーー…
身長でかいもんな。



「高校では?」

「タリーからやってねーの♪♪」



あぁ、そーかい(怒)



それから、
先輩や私の事や、
たくさん話した。



中学の事、
好きな食べ物、
たくさんたくさん……




あらためて思ったけど……



私、
先輩の事、
何も知らないんだな……



そう思うと少し胸が痛んだ。



この胸の痛みの本当の意味を私はまだ、



知らない…………






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