危険な賭け……
しませんか?
「風呂はここだから。」
「は~い…」
先輩ん家のお風呂は……なんか…旅館のお風呂みたい…
「じゃ、がーんば」
「は~い…」
先輩が出ていってからお風呂を掃除してお湯をいれる。
ージャーー……
蛇口からでるお湯を眺める。
なんか……
「なんでこーなったかねぇ……」
ため息をつきながらちとババくさい事を言う。
「はぁぁあー、よくわかんねー」
と、でっかいため息をつく。
そうこうしている内にお湯が溜まった。
蛇口をひねってお湯を止める。
ートントン
先輩の部屋の戸を叩く。
「先輩ー?」
「はい?」
戸を開けてひょいと顔を出す。
「お風呂、入れますけどー…」
「お前、先に入っていーよ。」
「いやいや、そんなおこがましい。」
高速否定。
つか、全力でNO!!
「だっていそーろーのくせに……」
「別にそれぐらい良くね?」
「じゃぁ、おじさんに……」
「いないよ?」
はぃ?
今、なんと?
頭の上が?マークで埋め尽くされた。
「だからー、親父、今、家にいないよって事。」
……………(°-°;)
「な、なにゆえ?」
「さっき、電話きてさ、地方の法事頼まれたゆえに。」
法事かぁ……
法事ねぇ……
じゃぁ、先輩と私だけかぁ…
この家に………
って、ヤバくね!?
「ぇっ、は!?だっ、どぇ!?」
赤面まっかさかり。
そんな私を見て、面白そうに笑う先輩。
なにが、どーなってんのよ~~~~っっっ!!!!