危険な賭け……
しませんか?
*゚-*゚-
翌日、
「じゃーね、お兄ちゃん。」
佐原の兄貴は帰っていった。
まだ俺の事は認めてはいないらしいが、俺が佐原に手を出さない事を確信して、少し納得したらしい……
とりあえず、佐原は今まで通り、俺の家にいられる事になった。
佐原の兄貴を見送ってから、居間で佐原の運試しとして、トランプをした。
もちろん、ポーカー。
「だめだぁ!勝てない!」
佐原はカードをばらまいて横になった。
「佐原、パンツ見えるぞ。」
今は2人とも制服。
学校の時間までトランプをしてた。
「え、ウソ、やだ!!」
起き上がってスカートを直す佐原。
「み、見ました…?」
顔を真っ赤にして上目遣い。
やめろって……
「みてねーよ。」
照れ隠しのようにぶっきらぼうに言った。
「よかったぁ♪♪」
何?
なんかおもしろくねーな……
「佐原。もっかい勝負しよーぜ?」
「え?」
訳がわからないといった顔をした佐原を無視して、カードを配る。
「んで、賭けしよーぜ?」
「え”」
もろ嫌そうな顔をする佐原。
そりゃそうか。
前に賭けして、俺の彼女役させてるし……
「ヤですよ!!どーせ私が負けるんだから!!」
「お前が勝ったら、俺の彼女役、やめてもいいぞ。」
「え、マジですか!?じゃぁやります!♪♪」
なに、
そんなに嫌だったのかよ。俺の彼女役……
ちょっと、傷つくんだけど………
「その代わり、俺が勝ったら……」
そう、これが目的。
「お前にキスするから。」