危険な賭け……
しませんか?
side:琥珀
先輩に、あらためて告白された……
同じ、あの言葉で……
うれしくて、うれしくて、
ただ、涙がでた。
私を見る、先輩の瞳が、とても優しくて………
「佐原…?」
先輩が、私と距離を詰める。
「ごめん、迷惑だったよな?」
メガネの奥の瞳が、切なくて、私は胸が苦しくなった……
そんなふうに、笑わないで………
苦しく……
なるから………
「先輩…迷惑なんかじゃ……なぃ…」
「え?」
私は先輩の手を握った。
「私も……先輩の事……」
伝えたいの………
私の気持ち……
今、
あなたに……
「好きです。」
届けたいー…