SLらぶ☆
「この辺からなら一人で大丈夫?」 


寺崎くんが、立ち止まって振り返る。 


「ホントに…気にしないでな。」 


小さな寺崎くんが、あたしを見上げて言う。 


「今までどおりでいれなくなるほうが、振られるより辛いからさ。」 


乾いた涙が、また溢れそうになる。 



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