蜜林檎 *Ⅰ*
「素敵な時間を
ありがとうございました
それじゃ・・・」
その瞬間、車が動き出す。
「えっ、イツキさん
・・・どうして?」
「俺が
君と一緒にいたいから
・・・困るかな」
照れた表情で、そう告げる樹に
杏は返す言葉が見当たらない。
車内を包む静寂の中
車のスピードが加速するのと
同じように、杏の心拍数は
どんどん上がり
胸が、苦しくて苦しくて
堪らなくなる。
この胸の痛みは・・・
戸惑う杏。
樹は、前だけを見つめ
運転しながら告げる。
「俺は、君が好きだ」
そして、杏を見つめて
問いかけた。
「君は、俺が好き?」
ありがとうございました
それじゃ・・・」
その瞬間、車が動き出す。
「えっ、イツキさん
・・・どうして?」
「俺が
君と一緒にいたいから
・・・困るかな」
照れた表情で、そう告げる樹に
杏は返す言葉が見当たらない。
車内を包む静寂の中
車のスピードが加速するのと
同じように、杏の心拍数は
どんどん上がり
胸が、苦しくて苦しくて
堪らなくなる。
この胸の痛みは・・・
戸惑う杏。
樹は、前だけを見つめ
運転しながら告げる。
「俺は、君が好きだ」
そして、杏を見つめて
問いかけた。
「君は、俺が好き?」