蜜林檎 *Ⅰ*
「こちらこそ、ごめんね
リキュールが入ってる事を
ちゃんとどこかに明記して
お知らせするべきでした
本当にすみません」
森永は、杏に深々と
頭を下げた。
「そんな
気にしないでください
お酒が弱いのに打ち上げに
参加しちゃって・・・」
「アンも
もう、気にしちゃ駄目だよ」
杏は、頷いた。
「これ、イッキから
預かりました
それでは
私はこれで失礼します」
杏に手渡されたのは、折り曲げ
られた紙のコースターだった。
そこには、小さな字で樹からの
メッセージが書かれていた。
『後で会いに行くよ』
タクシーの車内で、杏は携帯を
取り出し樹にメールを送った。
『イツキさん
心配してくれてありがとう
もう大丈夫なので
私の事は気にしないで
今日はメンバーの皆さんと
過ごしてください
また、時間ができた時に
連絡ください
その時を
楽しみに待っています』
リキュールが入ってる事を
ちゃんとどこかに明記して
お知らせするべきでした
本当にすみません」
森永は、杏に深々と
頭を下げた。
「そんな
気にしないでください
お酒が弱いのに打ち上げに
参加しちゃって・・・」
「アンも
もう、気にしちゃ駄目だよ」
杏は、頷いた。
「これ、イッキから
預かりました
それでは
私はこれで失礼します」
杏に手渡されたのは、折り曲げ
られた紙のコースターだった。
そこには、小さな字で樹からの
メッセージが書かれていた。
『後で会いに行くよ』
タクシーの車内で、杏は携帯を
取り出し樹にメールを送った。
『イツキさん
心配してくれてありがとう
もう大丈夫なので
私の事は気にしないで
今日はメンバーの皆さんと
過ごしてください
また、時間ができた時に
連絡ください
その時を
楽しみに待っています』