蜜林檎 *Ⅰ*
樹の言葉に杏は頷き、二人は
眠らずに会話を交わす。
「イツキ、私をここへ連れて
来てくれてありがとう
本当は、私、不安だったの
貴方と別れた後、いつも
あれは、夢だったんじゃ
ないかって、そう思ってた
だけど今日、ここへ来て
私の目の前にいる貴方は
実在して、ここで生活を
送り、毎日を過ごしている
これは、夢なんかじゃない
現実なんだって・・・
やっと、思う事ができた」
「そう、これは現実・・・
俺の全ては、杏、君のもの」
杏は、起き上がりベッドに座る
そして、仰向けに眠る樹に
真剣な瞳で問いかける。
「消えてなくなったり
しないよね?」
樹は杏の隣に座り
肩を抱き見つめる。
眠らずに会話を交わす。
「イツキ、私をここへ連れて
来てくれてありがとう
本当は、私、不安だったの
貴方と別れた後、いつも
あれは、夢だったんじゃ
ないかって、そう思ってた
だけど今日、ここへ来て
私の目の前にいる貴方は
実在して、ここで生活を
送り、毎日を過ごしている
これは、夢なんかじゃない
現実なんだって・・・
やっと、思う事ができた」
「そう、これは現実・・・
俺の全ては、杏、君のもの」
杏は、起き上がりベッドに座る
そして、仰向けに眠る樹に
真剣な瞳で問いかける。
「消えてなくなったり
しないよね?」
樹は杏の隣に座り
肩を抱き見つめる。