蜜林檎 *Ⅰ*
杏は、合鍵を貰えるなんて
夢にも思っていなかった。
樹の部屋に招待されただけで
胸が一杯だった。
彼女の瞳に、涙が溢れて零れた
「イツキ・・・いいの?
私なんかに
こんな大切な物」
「杏だから、渡すんだ」
「駄目だよ
こんなのもらったら私・・・
毎日でも
ここへ逢いに来ちゃうよ」
「いいよ・・・大歓迎」
杏は、嬉しくて嬉しくて
しかたがない。
「イツキ、髪に何か付いてるよ
・・・取ってあげるよ
・・・もっとこっちに来て」
杏は、髪に触れようと伸ばした手
を樹の頬にあてた。
そして、サングラスをした
彼の唇にキスをした。
夢にも思っていなかった。
樹の部屋に招待されただけで
胸が一杯だった。
彼女の瞳に、涙が溢れて零れた
「イツキ・・・いいの?
私なんかに
こんな大切な物」
「杏だから、渡すんだ」
「駄目だよ
こんなのもらったら私・・・
毎日でも
ここへ逢いに来ちゃうよ」
「いいよ・・・大歓迎」
杏は、嬉しくて嬉しくて
しかたがない。
「イツキ、髪に何か付いてるよ
・・・取ってあげるよ
・・・もっとこっちに来て」
杏は、髪に触れようと伸ばした手
を樹の頬にあてた。
そして、サングラスをした
彼の唇にキスをした。