蜜林檎 *Ⅰ*
「でも、あの頃があったから
こそ、今の俺達がこうして
好きな音楽だけを続ける事
ができるのも、確かだ」
「イッキ、ゆっくり
答えを出せばいいよ
アンズちゃんと一緒に
居たいなら、居ればいい
親父さんだって
ユリちゃんだって
わかってくれるよ
イッキが
アンズちゃんを
大事にしてあげれば
いいだけのことだよ
もう、昔のことなんだから」
『昔のこと・・・
なのか・・・』
黒いベッドに身を委ね
樹は眠る。
深く・・・
深く・・・
ここは、夢の中・・・・
懐かしい声が響く。
『イッキ
ずっと一緒にいようね』
こそ、今の俺達がこうして
好きな音楽だけを続ける事
ができるのも、確かだ」
「イッキ、ゆっくり
答えを出せばいいよ
アンズちゃんと一緒に
居たいなら、居ればいい
親父さんだって
ユリちゃんだって
わかってくれるよ
イッキが
アンズちゃんを
大事にしてあげれば
いいだけのことだよ
もう、昔のことなんだから」
『昔のこと・・・
なのか・・・』
黒いベッドに身を委ね
樹は眠る。
深く・・・
深く・・・
ここは、夢の中・・・・
懐かしい声が響く。
『イッキ
ずっと一緒にいようね』