蜜林檎 *Ⅰ*
噛み合う歯車
幸せの中
愛しい人に逢う為に、杏は
駅へ降り立つ。
もうすぐ彼に逢える。
ステージに立つ彼を
見つめているだけで
幸せだった。
手が届かない人・・・
今は違う・・・
彼に触れ、彼を近くで
感じる事ができる。
杏は、幸せの中にいた。
この幸せが、ずっと続く事を
願い、二人の未来に夢をみる
杏は今、樹の部屋の前に立ち
ドキドキしながら合鍵を
使ってドアを開ける。
「イツキ・・・
お邪魔します」
脱いだ靴を揃えて、杏は
リビングへと入っていくが
樹の姿はどこにも無い。
『合鍵を使って入ってほしい』
そう、樹に言われたとおりに
した杏。
駅へ降り立つ。
もうすぐ彼に逢える。
ステージに立つ彼を
見つめているだけで
幸せだった。
手が届かない人・・・
今は違う・・・
彼に触れ、彼を近くで
感じる事ができる。
杏は、幸せの中にいた。
この幸せが、ずっと続く事を
願い、二人の未来に夢をみる
杏は今、樹の部屋の前に立ち
ドキドキしながら合鍵を
使ってドアを開ける。
「イツキ・・・
お邪魔します」
脱いだ靴を揃えて、杏は
リビングへと入っていくが
樹の姿はどこにも無い。
『合鍵を使って入ってほしい』
そう、樹に言われたとおりに
した杏。