蜜林檎 *Ⅰ*
「だから、ステージやテレビで
貴方を見つめているだけで
私は、幸せだったの
貴方の声を聞いているだけで
・・・
でも、今は違う
私は、自分が怖い・・・
母のように私は全てから
貴方を奪いたい
あなたを
私だけのものにしたい」
「心配しないで
俺は、杏だけのものだよ
俺たちには、何も困難は無い
俺はひとりきり、家族なんて
どこにもいない
おまえをいつでも受け止めて
やれる
おまえが望むなら、今ここで
永遠の愛を
神に誓ってもいい」
杏は、樹の言葉に驚く。
樹はもう一度、優しく杏を
抱きしめた。
「イツキ、それって・・・
プロポーズ?」
樹は、頷いた。
「うれしいよ、イツキ・・・
私、うれしい」
貴方を見つめているだけで
私は、幸せだったの
貴方の声を聞いているだけで
・・・
でも、今は違う
私は、自分が怖い・・・
母のように私は全てから
貴方を奪いたい
あなたを
私だけのものにしたい」
「心配しないで
俺は、杏だけのものだよ
俺たちには、何も困難は無い
俺はひとりきり、家族なんて
どこにもいない
おまえをいつでも受け止めて
やれる
おまえが望むなら、今ここで
永遠の愛を
神に誓ってもいい」
杏は、樹の言葉に驚く。
樹はもう一度、優しく杏を
抱きしめた。
「イツキ、それって・・・
プロポーズ?」
樹は、頷いた。
「うれしいよ、イツキ・・・
私、うれしい」