蜜林檎 *Ⅰ*
車内で、待ち続ける樹の元へ
杏が駆けて来た。
「イツキ、ごめん・・・
すごい待ったでしょう
お客様に捕まってしまって
・・・
一時間も遅れちゃったね」
「仕事お疲れ様、お腹空いてる
ね、何か食べに行こうか?
中華に、イタリアン
フレンチに和食
杏は、何が食べたい?」
「和食かなぁ」
檜の香りの漂う、高級なお店
の個室に二人。
「ここ、高いんでしょう?」
杏は、小さな声で話した。
「そうみたいだね
俺も音楽関係の人も交えて
二、三回程来ただけだから
・・・?」
樹は、微笑んで首を傾げた。
「イツキって
いつも何を食べてるの?」
「自炊は全くできないから
ほとんど外食だね
メンバーと行きつけの店が
何件かあるから・・・
たまに、ケイに
作ってもらうけど」
「ケイさんの手料理
食べてみたいな~」
「今度、ケイに言っとくよ」
杏が駆けて来た。
「イツキ、ごめん・・・
すごい待ったでしょう
お客様に捕まってしまって
・・・
一時間も遅れちゃったね」
「仕事お疲れ様、お腹空いてる
ね、何か食べに行こうか?
中華に、イタリアン
フレンチに和食
杏は、何が食べたい?」
「和食かなぁ」
檜の香りの漂う、高級なお店
の個室に二人。
「ここ、高いんでしょう?」
杏は、小さな声で話した。
「そうみたいだね
俺も音楽関係の人も交えて
二、三回程来ただけだから
・・・?」
樹は、微笑んで首を傾げた。
「イツキって
いつも何を食べてるの?」
「自炊は全くできないから
ほとんど外食だね
メンバーと行きつけの店が
何件かあるから・・・
たまに、ケイに
作ってもらうけど」
「ケイさんの手料理
食べてみたいな~」
「今度、ケイに言っとくよ」