蜜林檎 *Ⅰ*
ただ、隣で眠る彼を見つめて
いるだけでいい。
今にも、その想いを言葉にして
樹に告げてしまいそうになった
杏は、大きく息を吸い込む。
「イツキ、送ってくれる?」
そんな杏の肩を強く抱く
樹から優しい声が聞こえた。
「今日は、この近くに
泊まるところを探そう
この場所なら、朝一番に
杏を家へ送った後
すぐに戻れば、約束の時間
には間に合うから」
「いいの・・・イツキ?」
「いいよ」
「じゃあ、明日の朝は
絶対に遅れないように
私がちゃんとイツキを
起こしてあげるね」
そう言って見上げた杏は
とても可愛らしくて
樹の言葉、ひとつで
こんなにも喜んでくれる。
樹は、そんな可愛い彼女の唇
に優しいキスをした。
いるだけでいい。
今にも、その想いを言葉にして
樹に告げてしまいそうになった
杏は、大きく息を吸い込む。
「イツキ、送ってくれる?」
そんな杏の肩を強く抱く
樹から優しい声が聞こえた。
「今日は、この近くに
泊まるところを探そう
この場所なら、朝一番に
杏を家へ送った後
すぐに戻れば、約束の時間
には間に合うから」
「いいの・・・イツキ?」
「いいよ」
「じゃあ、明日の朝は
絶対に遅れないように
私がちゃんとイツキを
起こしてあげるね」
そう言って見上げた杏は
とても可愛らしくて
樹の言葉、ひとつで
こんなにも喜んでくれる。
樹は、そんな可愛い彼女の唇
に優しいキスをした。