蜜林檎 *Ⅰ*
宝物がふたつ
杏は車から降りると開いている
助手席の窓に声をかけた。
「ありがとうございました」
「ちょっと、待って・・・
ケイ、それ貸して」
樹は圭司のお洒落なキャップを
借りて被り後部座席から降りた
そして、杏の手をとり
驚く彼女と一緒に、店内へと
入って行く。
「あの、ここでいいです
それに、また
大騒ぎになりますよ」
「写真館って何階?」
「二階です」
エレベーターで二階へ行くと
お店の前、瑠璃子が着替えて
杏の帰りを待っていた。
瑠璃子は、杏に気がついて
走って近づく。
「アン」
助手席の窓に声をかけた。
「ありがとうございました」
「ちょっと、待って・・・
ケイ、それ貸して」
樹は圭司のお洒落なキャップを
借りて被り後部座席から降りた
そして、杏の手をとり
驚く彼女と一緒に、店内へと
入って行く。
「あの、ここでいいです
それに、また
大騒ぎになりますよ」
「写真館って何階?」
「二階です」
エレベーターで二階へ行くと
お店の前、瑠璃子が着替えて
杏の帰りを待っていた。
瑠璃子は、杏に気がついて
走って近づく。
「アン」