蜜林檎 *Ⅰ*
静かな道、瑠璃子の声が響いた
「ミナミ
元気そうで良かったね
あの頃
すごい荒れてたもんね」
「子供にとって、親が離婚する
ってすごい問題だもん
おばさんが男の人と
蒸発しちゃうなんてね」
二人は、それ以上は何も
言えなくなり黙り込む。
「アン、今度のライブ
あのドレス着て行こうか?」
「うん
でも、目立つだろうね」
「上着を普通にしたら
そんなに目立たないと
思うんだけど」
「そうだね、私スカートの丈を
少し腰元で調節しようかな」
「ライブまで後少し
新しいアルバムを聞いて
その日を、待つとしますか」
「そうしましょう」
杏も瑠璃子も、あのような
出来事は、もう二度と
起こる事は無い
そう思っていた。
「ミナミ
元気そうで良かったね
あの頃
すごい荒れてたもんね」
「子供にとって、親が離婚する
ってすごい問題だもん
おばさんが男の人と
蒸発しちゃうなんてね」
二人は、それ以上は何も
言えなくなり黙り込む。
「アン、今度のライブ
あのドレス着て行こうか?」
「うん
でも、目立つだろうね」
「上着を普通にしたら
そんなに目立たないと
思うんだけど」
「そうだね、私スカートの丈を
少し腰元で調節しようかな」
「ライブまで後少し
新しいアルバムを聞いて
その日を、待つとしますか」
「そうしましょう」
杏も瑠璃子も、あのような
出来事は、もう二度と
起こる事は無い
そう思っていた。