蜜林檎 *Ⅰ*
突然のキス
それから、一ヶ月が経ち
ライブの当日になる。
部屋で新しいアルバムを
聴きながら、ドレスを見つめる
杏の元へ、百合がやって来た。
「アン、開けるわよ
今日はライブなんでしょう?
家で、夕ご飯は食べないの」
杏は、オーディオ機器の音を
小さくして、いつものように
瑠璃子と軽食で済ませる事を
百合に伝えた。
百合は、ベッドに置かれた
ドレスを見つめる。
「素敵なドレスね
今日、着ていくの」
「うん、でもメイクを
どうしようか考えてるの
上着は、あのジャケットに
するんだけど」
杏は、メイク本を開いて
パラパラと捲っているが
思うようなメイクは
載っていない。
「髪はアップにする方が
いいんじゃないかなぁ
メイクは目元は濃い方が
いいわ、アイラインも
しっかり塗ってね
そうだ
後で、メイクしてあげる」
ライブの当日になる。
部屋で新しいアルバムを
聴きながら、ドレスを見つめる
杏の元へ、百合がやって来た。
「アン、開けるわよ
今日はライブなんでしょう?
家で、夕ご飯は食べないの」
杏は、オーディオ機器の音を
小さくして、いつものように
瑠璃子と軽食で済ませる事を
百合に伝えた。
百合は、ベッドに置かれた
ドレスを見つめる。
「素敵なドレスね
今日、着ていくの」
「うん、でもメイクを
どうしようか考えてるの
上着は、あのジャケットに
するんだけど」
杏は、メイク本を開いて
パラパラと捲っているが
思うようなメイクは
載っていない。
「髪はアップにする方が
いいんじゃないかなぁ
メイクは目元は濃い方が
いいわ、アイラインも
しっかり塗ってね
そうだ
後で、メイクしてあげる」