蜜林檎 *Ⅰ*
そこには、綺麗にお化粧をして
ドレスを纏った杏がいる。
その姿に驚いて、言葉が
出てこない雅也。
「・・・こりゃ
孫にも衣装だな」
「何言ってるの、アンは
お継母さん似で色が白くて
すごい美人よ」
「ああ
母さんによく似てるよ」
「キレイでしょうってね
ユリちゃんのメイクの腕が
すごいんだよ
アーティストだもんね
この家で、お酌してるなんて
もったいないよ」
百合は、昔
メイクアップアーティストを
夢見て勉強をしていた時期が
あった。
その腕は学校の教諭達からも
認められていたが、結局
その世界に身を置かずに
こうしてお店の手伝いを
している。
「何言ってるんだ
お酌もユリにしかできない
立派な仕事だ」
ドレスを纏った杏がいる。
その姿に驚いて、言葉が
出てこない雅也。
「・・・こりゃ
孫にも衣装だな」
「何言ってるの、アンは
お継母さん似で色が白くて
すごい美人よ」
「ああ
母さんによく似てるよ」
「キレイでしょうってね
ユリちゃんのメイクの腕が
すごいんだよ
アーティストだもんね
この家で、お酌してるなんて
もったいないよ」
百合は、昔
メイクアップアーティストを
夢見て勉強をしていた時期が
あった。
その腕は学校の教諭達からも
認められていたが、結局
その世界に身を置かずに
こうしてお店の手伝いを
している。
「何言ってるんだ
お酌もユリにしかできない
立派な仕事だ」