蜜林檎 *Ⅰ*
「びっくりしたでしょう?
今、楽屋、関係者の人などで
混雑してますから
もう少ししたら案内しますね
待っててください
あっ、サイン頂いても
いいですよ、じゃあ」
マネージャーは
その場を後にした。
「サイン貰えるんだって
でも、色紙持ってないよね
どうする?」
「手帳とかだと、やっぱり
失礼だよね、しかたない
握手だけは
お願いしてみようよ」
「まだ時間があるなら
お化粧直しに行こう」
御化粧室には、綺麗な女性達が
メイクを直している。
どの人も、みんな、大人の女性
で色気たっぷりで驚く二人。
そんな、見慣れない二人を
じっと観察する鋭い目線が痛い
「アン、パス持ってるんだもん
強気でいなきゃ
私、入るね、アンは?」
「私はいい
お化粧直してるね」
鏡の前、アンの隣に
真赤なルージュがよく似合う
背の高い女性が立ち
鏡越しに、アンに問う。
今、楽屋、関係者の人などで
混雑してますから
もう少ししたら案内しますね
待っててください
あっ、サイン頂いても
いいですよ、じゃあ」
マネージャーは
その場を後にした。
「サイン貰えるんだって
でも、色紙持ってないよね
どうする?」
「手帳とかだと、やっぱり
失礼だよね、しかたない
握手だけは
お願いしてみようよ」
「まだ時間があるなら
お化粧直しに行こう」
御化粧室には、綺麗な女性達が
メイクを直している。
どの人も、みんな、大人の女性
で色気たっぷりで驚く二人。
そんな、見慣れない二人を
じっと観察する鋭い目線が痛い
「アン、パス持ってるんだもん
強気でいなきゃ
私、入るね、アンは?」
「私はいい
お化粧直してるね」
鏡の前、アンの隣に
真赤なルージュがよく似合う
背の高い女性が立ち
鏡越しに、アンに問う。