アイゼンハイムからの招待状


「でも、どうするんだ。いつまでも固まっているわけにもいくまい」


蓮見さんの言い分は正しかった。


「大丈夫です。平野さんに聞いたら、毎朝午前五時に食材を乗せた車がここまで来るそうなので、それまでの辛抱です」


「辛抱って……、それまで死体と一緒にいろっていうの!」


ついに泣き始めた二ノ宮さんが怒鳴る。はいとしか言いようがなかった。


なーこさんや雫、男性陣とて良い顔はしていなかった。


「ま、いーんじゃねえの。ちょっとの間だし」


一人を除いては。


時計を見ながら、佐藤は自分のシルバーを弄る。


「八時四十分。あと、八時間程度で迎えくるんだからさ」


神経を疑うぞ的な感じの目でみんな佐藤を見た。


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