Thinking Of You
どれくらい経ったんだろう。
気付いたら、創美も俺の隣に座って誰かに手紙を書いていた。
創美の気配に気付いた俺に気付いた創美はニコッと笑って、
「誰宛??」
と聞いて来た。
「俺の兄さん。」
迷わず答えた。
すると創美が俺の手紙を覗いてこう言った。
「勝平さん、韓国語出来るのね!すごぉい!」
へ?
下を見ると、便箋はハングル文字でぎっしり詰まっていた。
俺、無意識に…