Thinking Of You


けど、そんなことは気にしていなかった。

ちゃんと信頼していた友達がいたから。

けど高校生の時、事件が起こった。



ある日家に帰ると、警察官がいた。

そしてその下で母さんと父さんが泣き崩れている。

その時俺は状況が掴めず、ただ玄関で立ち尽くしていた。


後で聞いた話によると、2歳年上の当時高校3年生の兄さんの友達が、交通事故で死んだらしい。

だから兄さんと何が関係あるんだって思った。

けどその事故の時、兄さんはその友達と一緒にいたらしい。

だから何なんだよ…と俺はイライラし始めていた。

しかし、死んだ友達の母親が"兄さんが信号機が赤の横断歩道から道路に向かって押したから死んだ"と根拠も無いことを言い始めたらしい。

兄さんは必死に否定した。
"横断歩道で待っていた俺たちに、いきなりトラックが突っ込んで来たんだ"と。




< 16 / 65 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop