Thinking Of You
ドアを開けた瞬間、とてつもない叫び声が聞こえた。
見ると、リビングで苦しそうに倒れている創美の姿…
すぐさま駆け寄ると、あの時のように汗を滲ませ、息を荒くしている。
反射的に和室のボトルを取って創美に渡す。
けど一向に効かない。
あの時とは違う。
「おい、しっかりしろ! 創美!」
「うぅーー!!! あ゛ぁ゛ーー!!!」
暴れだす創美。
「………っ」
異常な創美を見て、俺は最終手段だと思い、救急車を呼んだ。