ぼくたちのケータイ小説の作り方
3.28 ケータイ小説にしかできないこと、それは「一画面の表現」
紙の書籍には絶対に出せない、ケータイ小説の個性のひとつに「一画面の世界観」というのがあります。
紙の書籍はその書式にあわせて文章が続くのみで、段落や章による区切りはありますが「場面の終わり」というくらいの認識しかないですよね。
でもケータイ小説は一画面で、世界を完全に区切ることができます。
これは紙の書籍にはマネできないことです。
一画面にどれだけ作者の世界観を表現できるかが、ケータイ小説家の一つの腕の見せ所になるかと思います。
また、文章が長くなればスクロールしてくので、そこからドキドキワクワクの演出をあおることもできます。そういう面白さがあるのもケータイ小説の魅力ではないでしょうか。