そらいろの王子さま
けれど
王子さまは、お姫さまが助かればよかったので、

「分かりました。喜んでお受けいたしましょう」

と言いました。

魔女に連れられ、真っ暗な廊下を通り、小さな部屋へと入らされました。



「ここは…?」

王子さまが言うと、魔女は少しだけ笑いました。

「今から、魔法であなたと私の子どもを作るの」

そう言って、魔法をかけました。

そして、王子さまの意識は遠のいていってしまったのです。
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