僕らはみんな、うさぎ団


「いや……あの……そのぉ……
 だからぁ、生物は生き続ける事を目的として
 今まで進化を続けてきた訳で、
 逆に言えば死なないように進化をつづけて、
 それでも死んじゃうから遺伝子という形で自分を残し、
 死なない遺伝子を作りだそうとしている

 要するに…私達が生きているのは
 1番最初に生まれた生物の意志で、
 1番最初に生まれた生物に操られているだけなんだと思います。」


何を考えているか分らないアノ人は
新しい秘密の裏道を見つけた少年のような
ワクワクした顔で私に聞いてきた。


「それで!?それで!?
 究極の生物ってどん何なの!?
 永遠に生きれるようになったらどうなるの!?」


私は意見がまとまらない内に戸惑いながら応えた


「究極生物は………人造人間です………
 自分で自分を治せる人造人間………

 その先は………まだ………
 考えてないです………
 すみません………」


それでも
何を考えているか分らないアノ人は
満足そうに話した


「いや、全然いいよ!!
 新たらしい、良い意見が聞けたよ!!
 ありがとう!!」


そう言うと
何を考えているか分らないアノ人は
自分の考えを話し始めた



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