僕らはみんな、うさぎ団
私は、
起きた時も、
学校に行っている時も、
ご飯を食べている時も、
テレビを見ている時も、
寝る時も
何を考えているか分らないアノ人が言った
アノ一言が気になって頭から離れなかった。
アノ一言のせいで、私の心は不安定で仕方なかった…
私の頭と心はもう限界に近かった…
そんなある日、また私は殺されかけた。
台風が私達の住む町を荒らし回っている時。
じめじめとした、何だか暗い私達の教室に
学校の前にあるパン屋さんの看板が
私を目掛けて、窓を突き破り、突っ込んできた!!!
教室には女の子達の叫び声が響きわたり、
ざわめきは止まらなかった。
幸い、そんなに怪我人はいなかった。
怪我をしたのは私と私の前で倒れている
いつも占いやら運命やら、うるさい女の子だけだった。
その占いやら運命やら、うるさい女の子が私の存在を否定した。
「あぁもう超サイアクー!!
ユメの今日の運勢、超良かったのにぃぃ!!
アンタのせいでサイアク!!
アンタ生まれてくる運命じゃなかったのよ!!
なのに運命に逆らって生まれてくるから、
運命がアンタを消そうとしてんのよ!!
そのせいで、ユメ達にまで被害が及んで!!
アンタいったいどういうつもり!?」
この無茶苦茶な問いに私ではなく、誰かが応えたらしく、
その場は異様な空気に包まれたっぽかった。