僕らはみんな、うさぎ団


私は、
占いやら運命やら、うるさい女の子に言われたに正直な意見よって
周りの声は入ってこなくなっていた。


普段の私なら、占いやら運命やら、うるさい女の子に
何を言われても気にしないよう頑張れた…


でも…


何を考えているか分らないアノ人が言った
アノ一言のせいで、

今まで1人で闘ってきた、強いと思っていた心が………




挫けた・・・・・




私は走りだしていた。


降りつける雨に、乱れ吹く風の中を私は必死に、必死に走った。


家に置いてある、アノ白い紙を取りに行くために。


普段の私なら、自分からメールを送るなんて、ありえない!!


しかも、
初めて会った誰だか分らない人に、
何の目論見があるか分からない人に、
警戒心をMAX張り巡らせている人に、
メールを送るなんて絶対にありえない!!




でも、聞かずにはいられなかった!!!




アノ一言は本当なんですか!?



アノ一言を本当に信じてもいいんですか!?



アノ一言に本当に助けを求めてもいいんですか!?




コレを確かめるタメに




聞かずにはいられなかった!!!!!




何を考えてるか分らないアノ人に!!!




私の膝に、うさぎの絵のバンソウコウを貼ってくれたアノ人に!!!




アノ人に・・・・・




聞かずにはいれなかった!!!




『みんな生まれてきたんだから、
 みんな生きてていいんだと思う。』




その、みんなとは、私も入っているのですか!?




私なんかでも・・・




本当に生きていて良いんですか・・・・・って・・・・・





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