【完】それでも君を愛してるんだ

「どうだった!?」

教室に戻ると同時にそう声をあげる

私はピースサインをしてみせた

「えへへ」

「ずっるーい!!」

2人の声はクラスに響く

私は終始笑っていた




でも、絶対お兄ちゃんにはバレてはいけない

バレた日には・・・

与田くんと別れないといけないかも!




あぁ、もう

お兄ちゃんは本当にシスコンだから・・・

でも一緒に帰ったら見られるかも?

大丈夫だよね。

お兄ちゃん大学あるし・・・

私はそう思いながら黒板の字を一生懸命ノートに写していた






< 13 / 254 >

この作品をシェア

pagetop