【完】それでも君を愛してるんだ
「どうだった!?」
教室に戻ると同時にそう声をあげる
私はピースサインをしてみせた
「えへへ」
「ずっるーい!!」
2人の声はクラスに響く
私は終始笑っていた
でも、絶対お兄ちゃんにはバレてはいけない
バレた日には・・・
与田くんと別れないといけないかも!
あぁ、もう
お兄ちゃんは本当にシスコンだから・・・
でも一緒に帰ったら見られるかも?
大丈夫だよね。
お兄ちゃん大学あるし・・・
私はそう思いながら黒板の字を一生懸命ノートに写していた