【完】それでも君を愛してるんだ
コンコン
「お兄ちゃん。入るよ?」
そういって部屋に入る
お兄ちゃんは机のイスに座っていた
「めずらしいな。優花がノックするなんて」
「私だってするよ・・・」
バカにするように笑うお兄ちゃんに私は膨れっ面をしてみせる
「こっちおいで」
そういってベッドを指差した
「うん」
私はそういってベッドに腰掛けた
ギシッとベッドは音をたて沈む
「優花、重くなったんじゃないか?」
「ちっちがうもん!」
私はそういってお兄ちゃんの枕を抱く