【完】それでも君を愛してるんだ

「母さんにバレたかもしれない・・・」




消え入りそうな、声。

でも、確かに、
そう聞こえた。




私は、絶望を覚えた。

「うそ・・・でしょ・・・?」

私も消え入りそうな声で言った



お兄ちゃんはただ首を横に振った


1番、
恐れていたこと。




「まだ、ちゃんとは分かんないけど・・・多分・・・怪しんでる」

頭を抱えながら呟いた



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