【完】それでも君を愛してるんだ
「話があるの。そのままでいいから降りてきて」
お母さんはぶっきらぼうにそういった
明らかに軽蔑している。
私の目を・・・見ない
まぁ、わからなくも・・・ないが。
私は髪がボサボサのまま下に降りた
お父さんも聞いたのかな。
お兄ちゃんは下にいるのかな。
これから・・・どうなるのかな。
私は階段を降りる数十秒
色々なことを考えた。
そして目に浮かぶのは、
涙だけだった。