【完】それでも君を愛してるんだ
扉の隙間から差し込む夕日が眩しい
ある程度開くとそこには見慣れない車が。
少し小さめ、2人でやっとくらいの車
・・・誰の?
私はそっと車の中を除きこんだ
そこには・・・
私の愛する人。
「お兄ちゃん・・・」
私がそう呼びかけると、車の窓が開いた
「来てくれると・・・思った」
「・・・・・・うん。」
私は車に近寄りお兄ちゃんの頬を触った
その手をお兄ちゃんは握りしめた
時間が、止まったような気がした
「覚悟は・・・・・・出来た?」
お兄ちゃんはそう問いかける
「うん。」
私は小さく頷いた