【完】それでも君を愛してるんだ
お父さんは、お父さんなりに私達を愛してくれてる
分かってるけど、
分かってるから・・・
だから。
「ごめんね、お父さん」
私は車に向かって走った
そしてお父さんが立っている反対側に立った
そして車に乗り込んだ
「お兄ちゃん、行って!」
「・・・あぁ!」
車は勢いよく出発した
私は車の窓から声を上げた
「お母さん、お父さん!
・・・大好き!!」
一言そう残した。
そうして私達は、
この町から去った