【完】それでも君を愛してるんだ

お父さんは、お父さんなりに私達を愛してくれてる

分かってるけど、
分かってるから・・・

だから。




「ごめんね、お父さん」

私は車に向かって走った



そしてお父さんが立っている反対側に立った

そして車に乗り込んだ




「お兄ちゃん、行って!」

「・・・あぁ!」

車は勢いよく出発した




私は車の窓から声を上げた


「お母さん、お父さん!
・・・大好き!!」

一言そう残した。



そうして私達は、
この町から去った



< 251 / 254 >

この作品をシェア

pagetop