【完】それでも君を愛してるんだ

抱きついたと同時にお兄ちゃんと一緒に私は倒れこむ

私の下敷きになったお兄ちゃんは痛そうな顔を浮かべている

「優花?!大丈夫か?」

そういってお兄ちゃんは私を起き上がらせた





「・・・い・・・で」

「え?聞こえな・・・」

お兄ちゃんは私の口元に耳を持ってきた

私は小さな声で呟くように言った

「いかないで・・・」

私はお兄ちゃんの服を掴みながらそういった





いかないで

側にいてよ

もう、どんなお兄ちゃんでも受け止めるから。




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