【完】それでも君を愛してるんだ

その後、何をしたのかあまり記憶にない

ただただ泣いていた気はするけど





側にいてほしくて、

子供みたいにわんわん泣いた

そんな私を優しく包み込むお兄ちゃん





気がついたら私はベッドの上で。

一瞬さっきの事が夢かと思った

隣を見るとイスで腕と足を組みながら寝ているお兄ちゃん

その姿が“あ、夢じゃないんだ”そう確信させた





ホッとしたような、ホッとしないような

よくわからない感情に私は目を瞑った



< 55 / 254 >

この作品をシェア

pagetop