【完】それでも君を愛してるんだ
その後、何をしたのかあまり記憶にない
ただただ泣いていた気はするけど
側にいてほしくて、
子供みたいにわんわん泣いた
そんな私を優しく包み込むお兄ちゃん
気がついたら私はベッドの上で。
一瞬さっきの事が夢かと思った
隣を見るとイスで腕と足を組みながら寝ているお兄ちゃん
その姿が“あ、夢じゃないんだ”そう確信させた
ホッとしたような、ホッとしないような
よくわからない感情に私は目を瞑った