憂鬱girl-stage③-
-悪魔な俺様-
『日和は俺が責任持って大事にしますから』
静かな小道に、肌寒い位の緩い風。
一分の狂いもない端正な横顔。
大好きだった叔父の晴哉さんのお墓の前で、秋人さんは見た事ない位真摯な表情でそう言った。
その声は、多分、今までで一番胸に響いて。
誰かと一緒に来た事のない大切で唯一のこの場所。
唯一の人の前で、
「秋人さんと、また一緒に来ますね」
あたしは素直にそういえた。
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