私が結婚を決めた理由
本当の恋って何!?
トゥルルル…トゥルルル…聞きなれない電話の音が部屋中に響きわたる。布団から手を伸ばし手探りで受話器をつかんだ「…はい」「お時間30分前になります」「…解りました」何とか受話器を置くとそのまま起きる気にもなれず布団に潜り込み手を伸ばしあるはずの温もりに触れようとしたが…ない。私は布団から起きて部屋を見まわしたが人の気配すら感じられない「…マジ!?」私はフロントに電話した「あの…連れはどこに行ったんですか?」「先に帰られましたよ!ぐっすり寝てるのでギリギリまで寝かせてあげて欲しいと言われまして…何かありましたか?」「あっいえ…わかりました。すいません」受話器を置くと急いで服を来てラブホを後にした。ラブホ通りを歩きながら私は昨日会ってからの二人を思い出していたら溢れるものがあった。メールを送ると宛先エラーとなって返ってくる。こぼれそうな感情を押さえきれず私は大声で叫んだ「愛してるっていってくれたじゃん」
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