僕は忘れるんでしょうか


「それじゃあ先生は雷帝様に命令を受けたのに“お探しの物はありませんでした”っで大丈夫何ですか?」



「心配するな、俺は最初からパンドラの書を探そうと思っていない」


首を少しだけ傾けると直ぐに

「分かった!!だから親分が見つけてないって言ったら簡単に食い下がったんですね!?
……だけど何で探さないんですか?」










「フ、所詮お前なんかには難しい話さ」

ランクスが微笑しながら言う









イマイチ納得できないシオンだったが、
思いがけず初めて見た先生の笑顔に







「先生って……」



なんだ?と背を向けながら話すランクス








「先生って…笑うと親分みたいですね!」

ランクスは全治3年の精神的傷を負った
< 16 / 77 >

この作品をシェア

pagetop