僕は忘れるんでしょうか
「オレがかよ!?」
右足を半歩あとずさりするレッド
「ちょ、ちょっとまてよ!ランクス!お前も知ってるだろ!?オレにはもう弟子がいるし…あいつとシオンはさすがに無理っしょ…」
「お前に拒否権はない」
――んな無茶苦茶な…
「それじゃあオレは雷帝様のとこに先に行くから、後でシオンと一緒に来いよ」
そう言ってスタスタと歩いていくランクス
「ま、待てよ!ランクス!!オ、オイ!シオン早く起きろ!シオ〜〜ン!!」
よっぽどかわいい女の子に出会ったのか、幸せそうな顔で寝ている
――ちっ…なんかむかつく顔して寝てやがるな、あーあ、やる気失せちゃったなぁもう