僕は忘れるんでしょうか


「なぁ…ランクス……」


なんだ、と言いながら走るランクス



「…親父と何話してたんだ?」

レッドが神妙な面持ちで話す



「別に…いつもと同じで視察地の報告とかだが、それがどうした?」



「パンドラの書のことは話したか……?」






「いや、特には何も…アレにそんなに興味があったのかお前?」





「べっつに〜♪なんでもないけどさ!」

急にいつもの調子に戻るレッド


「やっと着いた!早く扉を開けろよランクス!」


「あ、あぁそうだな…」













――何だ今のレッド…何か探っているのか?
たしかにオレは雷帝様の近くにいる存在だが…
何を考えているんだコイツ…!
昔からよく分からない奴だったが今回のはいつもの可笑しな奴という感じではなく、何か腑に落ちないような感覚だ…
これから何が起こるというのだ…?









そして代表者会議が始まる…!
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