僕は忘れるんでしょうか
ガチャ
「すまない、遅くなった」
ランクスが頭を下げながら言う
それを見たマキアが
「キャ〜〜〜!ランクス様っ♀♀マキアはお待ちしていましたよ♀♀♀」
マキアがランクスの右胸に顔をこすりながら右手の人差し指で左胸をツンツンつつく
「さっすがだなぁランクスさん…さっきまで修羅場になりそうな雰囲気だったのに…」
ディムが呟く
「センパイ!どこ行ってたんスか!?」
サクラマルがレッドにずかずか近づきながらまくし立てる
「にゃはは♪ちょっと色々あってな」
いつもと変わらない明るい態度で話すレッド
「坊っちゃま!どこに行ってらしたんですか!?」
ウジが安堵した様子でランクスに問う
「すまない、ウジ…オレも色々とあってな」
すると今まで話していなかった銀の鎧と蒼いマントを着た男が
「ランクス言い訳はいい、早く始めよう…」
一瞬にして静まりかえる会議室
「そうだな、アスラの言う通りだな」
ランクスが口を開く
「それでは…これから代表者会議を始める」