―――執着―――
とりあえず、階段を駆け上がり4階へと到着。



音楽室からはリコーダーの音がしていて、あたしはガックリと項垂れた。



「ここもハズレかぁ・・・・・・」



リコーダーの音がするという事は、何処かのクラスが使っているという事。・・・いる可能性は低い



「後は美術室・・・・・・ん?」




音楽室の横っちょ、屋上へ繋がるであろう階段の扉が微かに開いていた。



「・・・・・・まさか」



あたしが登校時に迷ってここを通った時、扉は開いていなかった。



・・・・・・いるかも・・・・・・?



いやいやいや、でも管理人さんが上で何か作業してるのかもしれないし・・・・・・




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