―――執着―――



何処からそんな力が出てくるんだ、と思う程―――――――強い



普通の男子より全然強い!!



あたしは、呆然と伸びたリーゼント1を見た。



・・・・・・白目剥いてて気持ち悪いだけだったが。



「おい!!」



「はひぃっ!!?」



突然、耳元で叫ばれたせいか、体が大きく揺れる。



振り向いてみると、杉崎は器用にもあたしの手を握りながらリーゼントの攻撃を避けている。



・・・・・・何処で身につけて来るんだ、そんな技。



どっかのボクサーでも、そんな俊敏な動きはしないぞ!?



アニメの世界だなっ!ここまで行くと!!









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