―――執着―――


「元々の日頃の行いで神様からは見放されてるだろうよ!!」



「こんな野蛮な友達に・・・ついていけませんわ」



「ついて来てたよねぇ!?今までさんざん!!」



「ついて行ってあげてたんじゃなかったっけ?」



「随分な扱いだなぁ!?あたし!!」



「まぁまぁ」



恵美の反応を楽しみながら階段を上り、2組と書かれたプレートのある教室に入った。



入ってみると、今まで同じ小学校の子達がうじゃうじゃ居て、あんまり雰囲気的には小学校と大差なかった。



「おはよー……」



自分も得に友達が多い訳でもなかったが、一応挨拶。………教室に。



席順は普通に最初は出席番号順だ。何処かの小説みたいに自由とかはありえない。



あたしは、左端の後ろから2番目の席に座り、恵美は“い”なので、左端の前から2番目の席に座った。



小学校が同じ奴等の集まりで、ほとんどが顔見知り。









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