ほのおの中の王子さま
王子さまが散歩していると、いつもの妖精がいないことに気がつきました。

「今日は、妖精がいないのか」

ちょっと残念に思っていると、小鳥に囲まれた少女の姿に気がつきました。

「あの…」

王子さまが話しかけると、少女は驚いたように目を大きく開いた後、深々と頭を下げました。
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