君と、恋
















「…て、哲…あの、」













たくさんの人の目の前なのに。


















「コースターキスってやつ、だな」





















みんなの前でキスをする哲に。


あたしはビックリしちゃって。


顔を下げるに下げられなくて。


開いた口が塞がらなくて。


そしてそして。


顔が真っ赤になった。














































「吐く?」






















「いい、大丈夫。全然へい…っ、」






















ジェットコースターを降りて数歩。


あたしはというと。


哲に抱えられて、へとへと状態。


気持ち悪さが果てしなくて。
































「ちょっとここで座ってて」






















座らされた、


休憩場所のようなベンチ。





< 95 / 152 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop