クルミを食べた王子さま
そう言うと、リンは王子さまを見つめて言いました。

「ヒュースリー…!ヒュースリー!!」

王子さまは、
やっと分かってくれたのだと、とても喜びました。

「なぜ、信じてくれたんだ…?」

そう言うと
リンはそっと、王子さまの首に指を差しました。

「そのネックレス…。私があげたやつでしょ…」

王子さまは、涙を浮かべました。

覚えていてくれたのだ、と。
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